カウンセリングとは

共感的理解とは

共感的理解とは 心理カウンセリングにおいて大切なのは共感的理解です。これはカウンセラーが相談者の様々な感情を自分が感じているように感じ取ること、共感をすることであり、さらに共感しただけではなくその気持ちに巻き込まれないように立場を保つことを指します。なお共感をしているだけなので、相談者がたとえ怒っていてもカウンセラー自体は起こっているわけではなく、怒っている状態をあたかも示していることになります。心理カウンセリングの技法の一つである傾聴や沈黙に似ており、その気持ちを感じ取り分かち合うことを目的としています。 心理カウンセリングの共感的理解においては、相談者自身が自分をしっかりと見つめなおすことができます。カウンセラーの態度や聞き方、返事により自分が伝えたかったことを落ち着いて見直すことができるので、客観的に振り返りを行うことができ、気づきに結びつけることが可能です。ただしカウンセラー自身が巻き込まれてしまうと的確な判断ができないため、俯瞰的に見ることも必要となります。

心理カウンセリングは治療ではない

心理カウンセリングは治療ではない 心理カウンセリングでは、相談者とカウンセラーが対話を行うことで、相談者が抱える心の問題を解決に導くことを目指します。対象となる範囲は対人関係の悩みから思春期特有の不安、老いに対する心構えまで幅広く、時には不眠や摂食障害といった、具体的な症状の改善を目的とすることもあります。 ただ、心理カウンセリングは必ずしも治療行為というわけではありません。あくまでも心の問題全般を扱うことを目的としており、いわゆる精神分析などとは性質が異なります。利用する人の名称も患者ではなく、相談者あるいはクライアントなどと呼ばれます。 しかしその一方で、心理カウンセリングが精神疾患の軽快を目指す目的で利用されることもあります。心理療法あるいは精神療法と呼ばれるものがこれに該当し、うつ病の治療などに用いられます。必要に応じて薬物療法などと組み合わせながら、医師とカウンセラーによるチーム医療によって患者の精神状態を改善に導きます。